35歳の平均年収
35歳の平均年収は、業種や勤続年収、その人の能力といろいろな要素で変わってきますが、年功序列の雇用形態が崩れつつある現在、実際のところ35歳の平均年収はどうなの気になるところですが、相変わらず35歳の平均年収が高いのは、金融系や不動産、コンサルタントと言えます。
金融系と言っても都市銀行などは、収入を明らかにしていませんから、実際のところどうなのか分かりませんが、銀行でも投資銀行の場合は、企業間取引やM&Aなどの買収も業務に関わってきますから、その業務は激烈なもので、肉体的にはたいした事がなくても、精神的なストレスは相当なものと思われます。その甲斐あってか35歳の平均年収はダントツであり、それだけの仕事はしていると思います。皆さんご存知ないかもしれませんが、投資銀行業務は、判断を一歩間違えれば地獄ですから、せいぜいもって40代全般です。 不動産金融なども一種の投資業務と言えますが、この業種も取り扱う金額が大きく、大変な仕事です。かなりの専門知識と、経験がなければ出来ない仕事で、35歳でこのような業務につけるひと自体、エリートと言えるかも知れません。
システムコンサルタント、マーケットコンサルタントも年収が高い
システムコンサルタントやマーケティングコンサルタントも、経験がものを言う業種なんですが、この分野では偉くなっているから仕事が出来るとは限りません。大手のコンサルタント会社の場合、チームで動きますからお飾りの統括責任者でも、サポートにつく人材がよければそれなりに業績を上げてしまいますから、当てになりません。まして大手の場合は、業務がシステムアップされていますから、フレキシブルな発想より真面目さや忠実さが求められる事が多く、そのような人と仕事をする場合は、大変です。責任を取らない替わりに矢鱈と細かい文句をつけてきます。
最近目立ってきたのが情報や特許関係の、いわゆる知的財産に関わる業種です。35歳の平均年収としては、700万台をキープしていてまずまずですが、MRと言われるメディカル・リプレゼンタティブと英語では言いますが、この頭文字をとったもので、日本語で言うと医薬品メーカーの医薬情報担当者のことを言います。医薬情報は多伎におよび、日本においてもMRの総数は、大手の製薬メーカーでも60,000人近くいます。アメリカなどは特許と訴訟の国ですから、その人数も半端ではありません。生産拠点が中国や東南アジアにシフトする反面、知的財産権移管する業務が、企業内で重要な企業資産と経営資産の管理に繋がるわけで、その業務の重要性が増すのも当然お琴でしょう